ここでは、ミニチュア・シュナウザーのプクちゃんの慢性腎不全の体験談をご紹介いたします。
病気体験談は、様々な飼い主さんが愛犬たちの病気の体験談を残すことで、治療の選択肢を増やすことを目的として掲載しております。
同じような治療を推奨することを目的とした記事ではございませんので、ご了承の上読んでいただきますようお願い致します。
また、獣医師からの指示内容だけでなく飼い主さんの個人的見解も書かれています。
飼い主さんの見解については獣医学的根拠があるわけではございませんので、一個人的な意見としてお読みください。
愛犬情報|ミニチュア・シュナウザー
犬種:ミニチュア・シュナウザー
年齢(病気発症時):12才8ヶ月
性別:メス(避妊済み)
慢性腎不全の初期症状や治療方法など
病名:慢性腎不全
初期症状:多飲多尿、食欲不振
検査内容:血液検査
慢性腎不全の治療内容|オゾン療法
オゾン療法(注腸法)、食事療法
慢性腎不全の治療の経過
ACE阻害薬アピナックの服用、腎臓用療法食への変更、エネアラ・カリナール2・ビルバック・プロネフラを服用させ、1ヶ月後に再度血液検査。
「BUN32.1」「クレアチニン1.67」「リン5.7」の数値改善を目指す。
担当獣医師に言われた内容
年齢的に腎機能の衰えは避けられないが、比較的早期に発見できたと考えてよい。
食事療法で残存した腎機能を、可能な限り温存していくのがベストである。
オゾン療法を出来れば毎週、少なくとも2週に1度は受けさせることで、免疫機能を高めていくことをおすすめしたい、とのこと。
貧血、高血圧、嘔吐、脱水が認められない現時点では、輸液などの処置は必要ない。
今後体調が悪化して脱水がみられた場合は、必要に応じて皮下輸液を実施したほうがよい。
体重減少が見られた場合は、体力が落ちる前に強制給餌への切り替えも検討するべきである。
慢性腎不全が発覚したきっかけ|初期症状
4ヶ月前に受けた健康診断では血液検査の数値に異常がなかっこともあり、水の多飲は気温が高くなったせいと1ヶ月近く見逃したことが悔やまれる。
オネショをするほど尿量が増えたことでさすがにおかしいと感じ、念のためかかりつけの動物病院を受診。
血液検査を受けた結果、腎臓数値の異常が発覚し、慢性腎不全と診断される。
腎臓の数値が悪化した理由
幼い頃から足腰の筋力が弱いこともあり、筋力低下を防ぐ目的でドッグフードに鹿肉ミンチ(生)をスプーン1杯ずつ追加。
鹿肉を食べさせるようになってから約1ヶ月後に多飲多尿が見られるようになったため、必要以上に高タンパクな食事が腎機能に悪影響を与えたのではないかと考えている。
病気発見時と食事療法開始にかかった費用
動物病院に支払った費用 ¥17,490
・再診料 ¥550
・血液検査費用 ¥7,920
・オゾン療法(注腸法) ¥2,420
・アピナック30日分 ¥3,300
・エネアラ×1 ¥3,300
計 ¥17,490
食事療法の初期費用 ¥13,987
・HAPPY DOGサノN(腎臓用療法食)1kg×1 ¥2,420
・ロイヤルカナン ドッグフード 腎臓サポート リキッド×3 ¥2,427
・ビルバック・プロネフラ×1 ¥3,640
・カリナール2×1 ¥2,200
・デトックスエイドミルク×1 ¥3,300
計 ¥13,987
食事療法を開始してからの症状
相変わらずかなりの量の水を飲み、多量の尿は薄い黄色のままである。
しかし、受診直前と比較すると飲水量はやや落ち着き、オネショはしなくなった。
食欲に関しては、朝はあまり食べたくなさそうな素振りを見せつつ、かなり時間をかけながらもとりあえずは完食している。
夜は比較的喜んで食べているように見受けられ、一安心。
「ロイヤルカナン ドッグフード 腎臓サポート リキッド」は、まったく食べようとしなくなった場合に備えて準備したが、今のところ出番はなさそうでホッとしている。